三沢市ソーラーシステムメンテナンス事業協同組合(太陽光パネルリユース・リサイクル事業)
太陽光パネル大量廃棄時代を見据え、リユース・リサイクルラインの開設へ
エネルギー種別
太陽光
三沢市ソーラーシステムメンテナンス事業協同組合(太陽光パネルリユース・リサイクル事業)
取組経緯・内容
(株)小坂工務店内にある「太陽光モジュール診断システム」で、回収した使用済太陽光パネルの性能診断を行い、製品のままリユースできるパネルを選別する。
性能が基準以下の使用済太陽光パネルは当組合の会員企業の関連会社である廃棄物処理事業者の(有)ループ(三沢市)の戸崎営業所(同市)に搬入され、敷地内に設置されている、太陽光パネルのカバーガラスからバックシートやセル(発電素子)を特殊なブラシで剥離する「モジュール分離システム」や、パネルを細かく破砕する「モジュール破砕システム」などで処理される。この装置は東芝環境ソリューション(株)(横浜市)が開発したものであり、年間処理能力は約2万枚である。
処理後は材料ごとに分離・分別し、リサイクルされる。「アルミフレーム分離装置」により、アルミ製フレームと端子ボックスを外した後、カバーガラスを分離できるので、それ以外のセルやバックシートの破砕品に含まれる希少金属濃度が高まり、資源価値が向上する。
分離された金属成分と破砕処理したものは、資源や有害物質の含有量を示して精錬所へ売却され、破損のないガラスは「板ガラス製品化システム」により製品化され、それ以外は「ガラスカレット分離システム」によりガラスカレットにし(有)ループで製造する「スーパーソル」として再利用される。
性能が基準以下の使用済太陽光パネルは当組合の会員企業の関連会社である廃棄物処理事業者の(有)ループ(三沢市)の戸崎営業所(同市)に搬入され、敷地内に設置されている、太陽光パネルのカバーガラスからバックシートやセル(発電素子)を特殊なブラシで剥離する「モジュール分離システム」や、パネルを細かく破砕する「モジュール破砕システム」などで処理される。この装置は東芝環境ソリューション(株)(横浜市)が開発したものであり、年間処理能力は約2万枚である。
処理後は材料ごとに分離・分別し、リサイクルされる。「アルミフレーム分離装置」により、アルミ製フレームと端子ボックスを外した後、カバーガラスを分離できるので、それ以外のセルやバックシートの破砕品に含まれる希少金属濃度が高まり、資源価値が向上する。
分離された金属成分と破砕処理したものは、資源や有害物質の含有量を示して精錬所へ売却され、破損のないガラスは「板ガラス製品化システム」により製品化され、それ以外は「ガラスカレット分離システム」によりガラスカレットにし(有)ループで製造する「スーパーソル」として再利用される。
効果等
関東圏から搬入された使用済みパネル35,000枚のリユースリサイクル処理をした実績がある。
リサイクルについては100%リサイクルし排出ごみゼロで処理している。
リサイクルについては100%リサイクルし排出ごみゼロで処理している。
課題
廃棄物ゼロを達成するためには地域の連携が必要である。
今後の展望
本事業を順調に稼働させ、電気のオフグリット化及びリユースパネルの個別利用技術の確立をすすめたい。
活用施策
・平成27年度補正「ものづくり・商業・サービス新展開支援補助金」⇒モジュール診断システム((株)小坂工務店設置)
・平成28年度補正「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」⇒モジュール分離システム((有)ループ内設置)
・平成29年度補正「ものづくり・商業・サービス経済力向上支援補助金」⇒アルミフレーム分離装置・板ガラス製品化システム((有)ループ内設置)
・平成28年度補正「革新的ものづくり・商業・サービス開発支援補助金」⇒モジュール分離システム((有)ループ内設置)
・平成29年度補正「ものづくり・商業・サービス経済力向上支援補助金」⇒アルミフレーム分離装置・板ガラス製品化システム((有)ループ内設置)
写真
波及効果
再生可能エネルギーによる自家消費用太陽光発電所設置スキームの活用事例として当組合独自のスキームで「平成29年度再生可能エネルギー電気・熱自立的普及促進事業」を発電所設置会社へ提案。
東北経済産業局より「平成30年度 東北再生可能エネルギー利活用大賞」を受賞。
東北経済産業局より「平成30年度 東北再生可能エネルギー利活用大賞」を受賞。
詳細情報
事業者名 | 三沢市ソーラーシステムメンテナンス事業協同組合(太陽光パネルリユース・リサイクル事業) |
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所在地 | 〒033-0036 青森県三沢市南町4丁目31-3469 |
実施場所 | ◆モジュール診断システム 〒033-0036 青森県三沢市南町4丁目31-3469 (株)小坂工務店内 ◆モジュール分離システム モジュール破砕システム アルミフレーム分離装置 〒033-0022 青森県三沢市大字三沢字戸崎101-394 (有)ループ戸崎営業所内 |
代表者 | 代表理事 小坂 仁志 |
担当 | 理事 大坂 亘 |
電話番号 | 0176-51-7124 |
ファクス | 0176-51-7125 |
ウェブサイト | https://kosakagc.co.jp/msm/ |
設立年月 | 平成24年8月 |
従業員数 | 組合員2社 |
資本金 | 25000000 |
規模 | 年間処理能力2万枚 |
取組期間 | 平成29年9月~ |