株式会社津軽バイオマスエナジー
津軽地方の豊かな森林から発生する間伐材や、りんごの栽培過程において発生する剪定枝を有効活用し、再生可能エネルギーを創出
エネルギー種別
バイオマス
株式会社津軽バイオマスエナジー
取組経緯・内容
当社は、平成25年4月に設立され、青森県初の木質バイオマス発電所(平川発電所)を運営している。発電所は、平成27年12月に売電(発電出力 6,250kw)を開始した。
燃料は、津軽地方の間伐材やりんごの栽培過程で発生する剪定枝などから作られた木質チップで、地元の農林事業者等で設立された「津軽バイオチップ株式会社」から供給を受けており、チップ工場は発電所に隣接している(年間生産量 約7万5千トン)。
発電した電力は、当社の主要株主である株式会社タケエイが100%出資して設立した小売電気事業者「株式会社あっぷるパワー(本社:平川市)」を通じて、市内の公共施設等に供給されており、エネルギーの地産地消に貢献している。
燃料は、津軽地方の間伐材やりんごの栽培過程で発生する剪定枝などから作られた木質チップで、地元の農林事業者等で設立された「津軽バイオチップ株式会社」から供給を受けており、チップ工場は発電所に隣接している(年間生産量 約7万5千トン)。
発電した電力は、当社の主要株主である株式会社タケエイが100%出資して設立した小売電気事業者「株式会社あっぷるパワー(本社:平川市)」を通じて、市内の公共施設等に供給されており、エネルギーの地産地消に貢献している。
効果等
発電所とチップ工場で約40名の雇用を創出。
また、年間の発電量は約4万MkWhで、一般家庭約1万4000 世帯分の年間消費電力量に相当する。
また、年間の発電量は約4万MkWhで、一般家庭約1万4000 世帯分の年間消費電力量に相当する。
課題
売電開始以降、ほぼ計画通りに発電(運転)しているが、コスト(燃料費、人件費等)は当初計画を上回っている。
今後は、防雪対策も必要(冬期間は雪の影響で燃料チップの含水率が増加し、燃料費が増加する)。
今後は、防雪対策も必要(冬期間は雪の影響で燃料チップの含水率が増加し、燃料費が増加する)。
今後の展望
木質バイオマス発電の排熱を活用して、ハウス栽培に取り組む計画で、平成28年4月に「農地所有適格法人 株式会社津軽エネベジ」を設立した。
活用施策
津軽バイオチップ株式会社
青森県森林整備加速化・林業再生事業費補助金
(平成25年度、青森県)
青森県森林整備加速化・林業再生事業費補助金
(平成25年度、青森県)
写真
波及効果
燃料の原材料となる未利用材の活用で、森林整備が促進され、森林内の循環が円滑に進む。
施設見学の依頼も多く、今後も増加が予想される(ホームページから見学申込書をダウンロードできるように整備)。
施設見学の依頼も多く、今後も増加が予想される(ホームページから見学申込書をダウンロードできるように整備)。
詳細情報
事業者名 | 株式会社津軽バイオマスエナジー |
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所在地 | 〒036-0100 青森県平川市中佐渡下石田35-1 |
実施場所 | 同上 |
代表者 | 代表取締役 奈良 進 |
担当 | 取締役 水木 宏之 |
電話番号 | 0172-57-4444 |
ファクス | 0172-57-4445 |
ウェブサイト | http://www.tsugaru-be.jp/index.html |
設立年月 | 平成25年4月 |
従業員数 | 22名(平成30年3月1日現在) |
資本金 | 315000000 |
規模 | 総事業費:約27億円 発電規模:6,250kW 年間送電量:約4万MWh/年 運転日数:330日/年 |
取組期間 | 平成25年4月1日~ |