ゆうき青森農業協同組合
長いも残さをエネルギー資源として有効活用
エネルギー種別
バイオマス
ゆうき青森農業協同組合
取組経緯・内容
ゆうき青森農協が立地する青森県県南地域は、全国有数の長芋の産地であるが、同農協では、洗浄や選別の段階で発生する長芋残さの産業廃棄物処理に課題を抱えていた。
これを踏まえ同農協では、他の事業者と共同で2015年から2か年で国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業」による長芋と牛ふん尿を対象としたメタン発酵処理の検討に取組み、この成果を踏まえ2018年に豊橋技術科学大学(愛知県)と民間事業者で構成するコンソーシアムが考案した低圧(50kw未満)にも対応可能な小型バイオガスプラント「豊橋式バイオガス発電システム」をベースとした長芋残さ処理用のバイオガスプラントの導入に至った。
同農協では、発電事業者からプラントを借用し、長芋残さの処理により発生するバイオガスを発電事業者に売却することで高額なイニシャルコストの負担が生じない形でのメタン発酵処理システムの導入を実現している。
これを踏まえ同農協では、他の事業者と共同で2015年から2か年で国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の「バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業」による長芋と牛ふん尿を対象としたメタン発酵処理の検討に取組み、この成果を踏まえ2018年に豊橋技術科学大学(愛知県)と民間事業者で構成するコンソーシアムが考案した低圧(50kw未満)にも対応可能な小型バイオガスプラント「豊橋式バイオガス発電システム」をベースとした長芋残さ処理用のバイオガスプラントの導入に至った。
同農協では、発電事業者からプラントを借用し、長芋残さの処理により発生するバイオガスを発電事業者に売却することで高額なイニシャルコストの負担が生じない形でのメタン発酵処理システムの導入を実現している。
効果等
・メタン発酵処理システムの導入により、長芋残さ処理費用の軽減が図られた。
・年間約16万kwh(一般家庭約50世帯分)の再生可能エネルギー電力の創出に繋がる。
・年間約16万kwh(一般家庭約50世帯分)の再生可能エネルギー電力の創出に繋がる。
課題
現在、排水処理をしているメタン発酵消化液の液肥利用と、バイオガス発電機から発生する排熱の農業利用について検討中である。
今後の展望
発電のみならず、消化液の液肥利用や排熱の活用などバイオガスプラントを農業面で生かす取組を進めていく。
写真
波及効果
ゆうき青森農協が活用しているバイオガス発電事業は、小型・低圧の消化液浄化処理機能を兼ね備えたものであり、中小規模の事業所を対象とした新たなメタン発酵処理モデルとなることが期待される。
詳細情報
事業者名 | ゆうき青森農業協同組合 |
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所在地 | 〒039-2633 青森県上北郡東北町字素柄邸82番地3 |
実施場所 | 青森県上北郡東北町字土場28番地5 |
代表者 | 代表理事組合長 乙部 輝雄 |
担当 | 販売戦略課 |
電話番号 | 0175-72-1417 |
ファクス | 0175-72-1422 |
ウェブサイト | http://www.ja-yuukiaomori.or.jp/ |
創業年月 | 平成22年4月 |
設立年月 | 平成22年4月 |
従業員数 | 370名(令和2年4月現在) |
出資金 | 216400000 |
規模 | 処理能力 約5t/日 発電能力 30kw 発 酵 槽 1基 ガスホルダー 1基 消化液浄化槽 1基 |
取組期間 | 2018年10月~ |