稲生川小水力発電所
十和田市開拓の祖「新渡戸父子三代」を中心に開削した稲生川と国営事業により完成した三本木幹線用水路の落差を活用した小水力発電
エネルギー種別
水力
稲生川小水力発電所
稲生川土地改良区
取組経緯・内容
当土地改良区は、十和田市のほか1市4町にまたがる三本木原台地の農業水利施設(頭首工、揚水機場等)を管理しており、昭和27年設立、組合員数は約4,800。
稲生川小水力発電所は、青森県農業水利施設小水力発電推進協議会が実施した可能性調査において有望であったことから、国等の補助事業を活用して整備したもので、「三本木幹線用水路」と「稲生川幹線用水路」の合流地点にある落差8.8mの急流工と豊富な流下水量を利用して発電している(最大出力182kw)。
稲生川小水力発電所は、青森県農業水利施設小水力発電推進協議会が実施した可能性調査において有望であったことから、国等の補助事業を活用して整備したもので、「三本木幹線用水路」と「稲生川幹線用水路」の合流地点にある落差8.8mの急流工と豊富な流下水量を利用して発電している(最大出力182kw)。
効果等
国の固定価格買取制度(FIT)を利用し、平成26年7月に売電を開始。売電収入は、改良区が管理する農業水利施設の維持管理費や補修費として活用し、組合員の負担軽減を図っている。
課題
小水力発電施設の取水口には自動除塵機が設置されているが、大きなゴミ等は除塵機で揚げられず故障の原因となるため、定期的に巡回して確認が必要。
活用施策
地域用水環境整備事業(国1/2、県1/4)
総事業費 3億1,500万円
工事期間 平成25~26年度
総事業費 3億1,500万円
工事期間 平成25~26年度
写真
波及効果
年間で約200名の視察者を受け入れている。
詳細情報
事業者名 | 稲生川小水力発電所 (稲生川土地改良区) |
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所在地 | 〒034-0011 青森県十和田市稲生町1番36号 |
実施場所 | 稲生川小水力発電所 〒034-0001 青森県十和田市三本木字佐井幅320.321 |
代表者 | 理事長 丸井 裕 |
担当 | 工事課 |
電話番号 | 0176-23-5066 |
ファクス | 0176-23-3940 |
メールアドレス | info@inaoigawa.or.jp |
ウェブサイト | http://www.inaoigawa.or.jp/ |
設立年月 | 昭和27年4月 |
従業員数 | 12名(平成30年3月1日現在) |
規模 | 最大出力:182kW(91kW×2台) クロスフロー水車 年間発電量:約939MWh/年 稼働期間:5月~12月中旬 |
取組期間 | 平成26年7月31日売電開始 |