弘前市
雪室による冷房設備や太陽光発電システムなど、再生可能エネルギーを活用した環境にやさしい庁舎
エネルギー種別
太陽光
雪氷熱
弘前市
取組経緯・内容
当庁舎は、築30年を超えることから、平成23年度に老朽度や耐震性を調査。耐震の目安となる基準値0.7を下回ったことから、耐震補強工事(平成25年度)と大規模改修工事(平成26~27年度)を行った。
弘前市では、平成26年3月に策定した雪対策総合プランで、雪冷熱エネルギーの活用を掲げていることもあり、改修工事では、既存の車庫を雪室に改修・整備し、雪冷熱による冷房設備が導入されたほか、太陽光発電や蓄電池の導入、全照明のLED化など、環境・省エネに配慮した庁舎となった。
弘前市では、平成26年3月に策定した雪対策総合プランで、雪冷熱エネルギーの活用を掲げていることもあり、改修工事では、既存の車庫を雪室に改修・整備し、雪冷熱による冷房設備が導入されたほか、太陽光発電や蓄電池の導入、全照明のLED化など、環境・省エネに配慮した庁舎となった。
効果等
・夏季電力量の削減
・再生可能エネルギーの活用
①雪室から供給される冷熱量 54GJ/年
②岩木庁舎1階フロアで必要となる冷熱量 282GJ/年
③再生可能エネルギー率 19%(①/②×100)
・再生可能エネルギーの活用
①雪室から供給される冷熱量 54GJ/年
②岩木庁舎1階フロアで必要となる冷熱量 282GJ/年
③再生可能エネルギー率 19%(①/②×100)
課題
雪室は既存建物を改修したため、構造上の制限があり、雪の充填には複数の重機を使用しなければならず、作業の簡素化・効率化が課題となっている。
今後の展望
市有施設への導入は初の試みであり、夏季電力料の削減が見込まれることから、稼働状況(削減効果)によっては、他の施設への導入についても検討を行う。
活用施策
・雪室
再生可能エネルギー熱利用加速化支援対策費補助金(経済産業省〔執行団体:一般財団法人 新エネルギー導入促進協議会〕、補助率1/2)
・太陽光発電、蓄電池
再生可能エネルギー等導入地方公共団体支援基金(環境省、青森県)
再生可能エネルギー熱利用加速化支援対策費補助金(経済産業省〔執行団体:一般財団法人 新エネルギー導入促進協議会〕、補助率1/2)
・太陽光発電、蓄電池
再生可能エネルギー等導入地方公共団体支援基金(環境省、青森県)
写真
波及効果
雪室には、見学スペース、カメラ、モニターを整備するなど見学対応を行っており、施設見学の依頼が増えるものと予想される。
詳細情報
事業者名 | 弘前市 |
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所在地 | 〒036-8551 青森県弘前市大字上白銀町1-1 |
実施場所 | 〒036-1393 青森県弘前市大字賀田1丁目1-1 弘前市岩木庁舎 |
代表者 | 弘前市長 桜田 宏 |
担当 | 岩木総合支所 総務課 |
電話番号 | 0172-82-1621 |
ファクス | 0172-82-3118 |
ウェブサイト | http://www.city.hirosaki.aomori.jp/jouhou/keikaku/iwakichousya-seibi.html |
規模 | ・雪室 内容量 約400㎥ 雪貯蔵量 約360㎥ 供給冷熱量 54GJ/年 ・太陽光発電 20kw ・蓄電池 18kwh |
取組期間 | 工事開始:平成27年11月~ 雪室完成:平成28年2月10日 |